• 振袖を着るときに気をつけたい注意点とは?知っておきたいマナーを解説

  • 公開日:2023/10/15  最終更新日:2023/11/29

注意点

日常生活で着用している洋服とは異なり、振袖を着用するときは、覚えておきたいマナーがたくさんあります。そのため、成人式直前に知識を詰め込むのではなく、時間に余裕があるときに知識をインプットしておきましょう。丁寧な立ち居振る舞いが求められているので、自信が無い人は準備を怠らないようにしましょう。

振袖を美しく着こなすために必要な立ち振る舞いとは

丁寧な振る舞いが求められます。振袖を着用していることを忘れないでください。

立ち姿

普段の生活で、猫背気味で過ごしている人は要注意です。振袖を着用したときは、背筋をまっすぐに保つことで美しさを表現できます。

成人式が近づいてきたタイミングで背筋を伸ばす練習を欠かさないようにしましょう。振袖を着用しているときだけ意識すれば問題ないと考えている人は注意が必要です。普段の何気ない仕草が出てきてしまうものです。

そして、片足重心で立つ癖がある人も、着崩れの原因になるので注意しましょう。

歩いているとき

つま先が外側を向かないように気を付けましょう。また、ガツガツした印象を与えないように、おしとやかに歩くようにします。

椅子に座るとき

帯が潰れる原因になるので、椅子に座るときは深く腰掛けないようにします。また、足を組むのも良くありません。

背筋を伸ばして座ることで、着崩れの防止にも繋がります。

食事のとき

ワインやコーヒーなどをこぼさないようにしましょう。大きめのハンカチをポーチに入れておくと便利です。

汚れたときは、乾いたハンカチやナフキンで軽く水分を吸い取るだけにしましょう。また、袖が汚れてしまわないように、床につかないよう配慮することも忘れないでください。

階段の上り下り

袖を引きずらないように気を付けますが、小股で足首が見えないようにしましょう。両袖を束ねて左腕にそっと乗せて、右手で裾を持ってゆっくり慌てずに階段を上り下りしてください。

トイレに行くとき

洋式のトイレがおすすめです。袖が汚れないように注意しましょう。

大きめのクリップやヘアゴムを活用して、着物の袖をまとめられるようにしましょう。

車に乗るとき

お尻から座るようにします。そして、座席では帯が潰れないように浅く腰掛けます。

電車に乗るとき

シートに座るときも浅く腰掛けます。立っているときは、吊革につかまるよりもポールにつかまりましょう。腕が露出するのを避けるためです。

振袖を着るときに注意すべきポイント

事前に準備を万全にしましょう。長丁場になるので、体に負担のかからない歩き方を知っておきましょう。

痛くならない草履の履き方を調べておく

日常生活で履き慣れているスニーカーやパンプスなどとは違い、草履を日常生活で履いている人は少ないでしょう。そのため、成人式当日に初めて履く人は注意が必要です。

新しいスニーカーを履くときに靴擦れが発生しやすいように、草履を初めて履いたときにも、そのような状態になってしまう恐れがあります。

成人式当日に綺麗な振袖を着用しても、足元がおぼつかない状態では、綺麗に着飾ったのに残念な印象を持たれてしまいます。また、そのような辛い思いをしないためにも、実際に試着できる店舗など選んで、痛くならない方法を調べておきましょう。

鼻緒を調整する

鼻緒に足の指がきちんと入るように履いてしまうと、鼻緒と肌の部分が摩擦を起こして痛くなってしまうでしょう。そのような状態にならないように、鼻緒を全体的に伸ばしましょう

あまり引っ張り過ぎると、形が大きく崩れてしまうだけではなく、壊れてしまうことも考えられるので注意してください。スペースに余裕が生まれることで、痛みを軽減できます。

歩く練習をする

歩き方もマスターすると良いでしょう。室内でも練習できるので慣れておきましょう。

この際、かかとから足を前に出すようにして歩くと、足への負担は軽減します。成人式では何時間も草履を履いているので、序盤は調子が良くても、後半から調子を崩してしまわないように、疲れにくい歩き方をマスターしてください。

歩きやすい状態にする

振袖を着用して歩くときは、小走りのような状態になってしまいます。それでは格好悪いので、着付けが終わったタイミングで裾割りをしておきましょう。

腰を落として膝を曲げるだけなので簡単に取り組めます。これで歩幅を広げられるので、最後までストレスを感じることなく過ごせるでしょう。

振袖姿で失礼にならないために必要なマナー

きちんと身だしなみを整えるようにしてください。

化粧室でのマナー

普段よりも時間がかかるので、時間の余裕があるときにトイレに向かいましょう。トイレに行きたくなってから行くのではなく、トイレに行けるタイミングで行っておく心構えが大切です。

また、化粧室から出るときは全身を鏡でチェックしましょう。着崩れが見つかっても直せるのは化粧室だけです。

人前で大がかりに修正できないので、ここできちんと直しておきます。

まとめ

草履の準備や、振袖を着用したときのマナーを成人式直前にインプットするだけではなく、成人式でアウトプットできるように、余裕を持って準備しましょう。成人式に参加した人の失敗例なども参考にすると良いでしょう。

長丁場になるので疲れてくると油断してしまいがちですが、自分が思っている以上に周りの人から見られているので、振袖を着用している人として相応しい行動を心がけてください。

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