公開日:2023/09/15 最終更新日:2023/11/29
成人式の後に振袖をどのように手入れすれば良いのか分からない人もいるでしょう。タンスなどにそのまま収納すれば問題ないと考えている人もいるかもしれません。振袖はデリケートなので、クリーニングして大切に保管しましょう。汚れやほつれをそのままにしないようにします。
そのままタンスなどに収納しないようにしましょう。振袖が傷んでしまう原因になります。
着用する機会は成人式だけではないので、大切に保管してください。
ベランダなどの日光が直接当たらない場所で裏返して、ハンガー(できれば着物用)にかけて干しましょう。2時間以上ハンガーにかけるだけで湿気が無くなってきます。理想は1~2日となっているので、十分に湿気を無くすようにしてください。
反対に、長い期間そのままの状態で放置していると、生地がたるむ原因になります。そのため、1週間以上放置するのは避けてください。
振袖だけではなく、小物も忘れずに乾燥させましょう。振袖や帯なども同じように処置します。
小物も丁寧に扱うと長持ちするので、いつまでも使用できる状態にしておきましょう。
成人式当日はメイクするので衿等に、ファンデーションなどの汚れがあるかもしれません。汚れを確認しましょう。
また、ファンデ―ションの汚れだけではなく、振袖の袖に泥などの汚れが付着している可能性があります。汚れだけではなく破れやほつれの有無も確認してください。
成人式は1月なので汗をかいていないと思っている人も多いでしょう。しかし、皮脂汚れが付着しているので、専門店でクリーニングしましょう。汗のシミや汚れは、早めに処置することで元の状態に戻りやすくなります。
また、袖の汚れやほつれも修復してもらうと、次回以降も気持ちよく着用できるでしょう。帯は、汚れがひどいときは一緒にクリーニングしましょう。
特に汚れが目立たないときは、ハンガーにかけて湿気を無くした後に、タンスなどに収納して問題ありません。すぐに汚れを取り除いておきましょう。
専門学校生や短大生は、成人式の後に卒業式を控えているでしょう。卒業式に振袖と袴を着用する人が多くいます。
そのため、卒業式の後にクリーニングしましょう。
1月でも皮脂汚れや外気の汚れが振袖に付着しているので、必ず綺麗な状態にしてから保管しましょう。
雨や雪の影響を受けなかったからという理由で、振袖の手入れをしなくても構わないというわけではありません。着用した後に、大して汚れていないからとそのまま収納するのは避けましょう。
当日晴天だった場合でも、外気の汚れなどにより汚れが振袖に付着しているからです。また、皮脂の汚れが振袖に付着していることも考えられるので、そのまま手入れしないで保管するのは避けてください。
さらに、着物を着用する機会が少ない人は、次に振袖を着用するまでタンスなどに収納したままになります。汚れを放置したまま収納していると、シミやカビの原因となってしまいます。
一度シミやカビが発生すると、クリーニングのサービスを利用しても取り除けない場合があるので注意してください。さらに、ほかの着物や洋服などにカビが付着してしまう恐れもあります。
ワイン、コーヒー、口紅などの頑固な汚れは丸洗いでは落とせない場合があります。このようなときにシミ抜きのサービスを利用するのが一般的ですが、追加費用が発生するでしょう。
ワイン、コーヒー、口紅などの汚れに気づいたときは、乾いたハンカチやナフキンで軽く水分を吸い取るだけにして、濡れタオルやウェットティッシュで拭くのは被害を広げてしまうので気を付けましょう。
クリーニングの後にも注意しなければいけないことがあります。
成人式で振袖を着用する前に、保管のために使用していた紙=たとう紙の状態を確認しましょう。変色していたりシミやカビが発生していると、クリーニングで綺麗な状態になっている振袖に良くない影響を及ぼします。
そのまま紙に包んで振袖を保管してしまうと、シミやカビが振袖に付着してしまうからです。できる限り、クリーニングのサービスを依頼した専門店のたとう紙に包まれた状態でタンスなどに保管しましょう。
ただし、半永久的に綺麗な状態を維持できるわけではありません。そのため、1年に一度はタンスなどから振袖を取り出してたとう紙の状態を確認してください。
ワインやコーヒーなどが振袖に付着したときは、乾いた布で軽く水分を吸い取り、速やかにきものクリーニング専門店に相談しましょう。また、成人式の後は湿気を取り除いた後に、クリーニングしましょう。
汚れやシミは、早い段階で取り除くほうが好ましいので忘れずに行いましょう。たとう紙の状態を確認するのも忘れないでください。振袖を長持ちさせましょう。