成人式で着用する振袖はレンタルと購入どちらがおすすめ？

成人式ではやっぱり振袖を着たいけれど、その振袖はレンタルにするべきかそれとも購入したほうがいいのか、迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。「お得」かどうかはお金を払うときだけでなく、先々のこともあわせて考えるべきです。成人式の振袖はレンタルか購入か、どちらがおすすめなのか検証してみましょう。

振袖をレンタルするメリット・デメリット

振袖をレンタルする場合のメリットとデメリット、どのようなものがあるのか見ていきましょう。

振袖をレンタルする場合のメリットとは？

一番にあげられるメリットといえば、やはり「経済的」であることでしょう。着物は洋服よりも高価で、中でも振袖はとくに高く気軽に購入できるものではありません。振袖を頻繁に着る機会が多ければ購入も検討したほうがよいかもしれませんが、成人式に一度着て後は分からない、着ないかもしれないというのなら断然レンタルがお得でしょう。

また、着物は気軽にクリーニングできない衣類であり、メンテナンスも必要になります。自分で所有すれば手間がかかりますが、レンタルなら不要です。それに、レンタルなら最新のデザインの振袖を選ぶこともできるというメリットもあるでしょう。

振袖をレンタルする場合のデメリットとは？

レンタルのデメリットとしては、利用する回数が多ければ購入したほうが安いということもあります。たとえば、成人式以外に友人や親族の結婚式で着たり、自分に妹がいるなら妹も着たりすることができるでしょう。振袖を3回は着る予定、利用する予定があるならレンタルよりも購入がおすすめとなります。

また、レンタルの場合は平均的な体型の振袖を多くそろえていますが、自身の体型によっては選択肢が少なくなる可能性があります。振袖も新作や人気のあるものはレンタル料も高めで、人気があれば利用する際にレンタル中になっていることもあり、あきらめてほかの振袖を借りることにもなりかねません。

振袖を購入するメリット・デメリット

振袖を購入する場合のメリット・デメリットについても見ていきましょう。

振袖を購入する場合のメリットとは？

購入する際はまとまった金額を支払うので「高い」と感じるかもしれませんが、購入してしまえば何度でも着ることができるので、振袖を着る機会が多い人ならレンタルよりもお得になります。

また、自分のサイズで仕立てるのでレンタルよりもぴったり、よりきれいに着ることができるでしょう。自分が着るだけでなく姉妹が着たり、将来生まれてくるかもしれない娘や孫に受け継いだりすることができるのも、購入する場合の振袖のメリットです。

さらに、レンタルでは扱っていないような、ブランド振袖や総絞りの振袖も購入するなら着ることができます。お店にもよりますが、振袖を購入することで最初のクリーニング料金が無料になったり、成人式後に着るときに無料で着付けのサービスを受けたりすることができる場合があります。

振袖を購入する場合のデメリットとは？

購入する場合のデメリットの一番は、やはり高額であるということです。振袖そのものの購入がレンタルよりも高額になるだけでなく、メンテナンス費用がかかるのも購入するデメリットになるでしょう。

振袖はクリーニングや染み抜きなど専門店に依頼することになり、お手入れが簡単ではありません。また、洋服のように簡単に収納できないので、桐のタンスや専用のケースなど保管場所も必要になります。

振袖にも流行があるので、長く着ようと思ってもデザインや柄が時代に合わなくなる、古臭くて時代遅れになることもあります。そうなると、せっかく高いお金を出して買ったのに着る機会がなくなり「タンスの肥やし」になってしまうかもしれません。

結局、レンタルと購入どちらがおすすめ？

レンタルと購入どちらを選ぶのが正解なのか、その答えは人それぞれになるでしょう。予算や振袖を着る本人の着用予定、姉妹がいるかどうかなどで違ってくるものです。どちらを選んだらよいのか、それを判断する一番のポイントとしては振袖を着る回数です。

振袖を選ぶ時点では予定になりますが、成人式以外に着る機会が複数あったり妹が数年後に成人式を迎えたりするなど、何度も着る機会があるようであれば、購入したほうがお得でしょう。振袖は成人式のみ、自分以外に振袖が必要になる姉妹がいないなど、一回だけしか着ないならレンタルがおすすめです。

また、振袖を何回も着る予定があるけれど、その都度気に入った振袖を選びたいなら、もちろん購入よりもレンタルになるでしょう。振袖のためのお金を用意するのは親や祖父母になることがほとんどですが、最終的に振袖を着る本人がどう考えているかにより、レンタルか購入か判断してみてください。

まとめ

振袖は購入かレンタルか迷うものですが、どちらを選ぶにしても安い金額ではありません。判断するポイントは、振袖を着る本人がこの先どのくらい利用するのかです。

成人式の一回だけ着ればもうその後は着る機会がないのなら、レンタルを選ぶべきで、何回も着たいのなら購入するのがお得です。次に成人式を迎える妹がいたり、将来は自分の娘や孫に引き継いだりしてもらいたいと考えている場合も、お気に入りの振袖購入をおすすめします。