• 振袖レンタルの費用相場をチェック!料金に差が生じるのは何故?

  • 公開日:2023/02/01  最終更新日:2023/02/24

成人式では振袖を利用することが多いです。振袖は購入もできますが、近年はレンタルが主流です。初めて振袖レンタルを利用するときは、どのくらい費用がかかるか不安になるかもしれません。本記事では振袖のレンタル相場や、費用に差が生じる理由をご紹介しているため、ぜひ参考にしてください。

振袖のレンタル費用相場

振袖レンタルの費用相場は、成人式の一般的なセットで20~25万円前後です。日常的な洋服と比較すると、ずいぶん高額なので驚くかもしれません。振袖は、未婚女性の第一礼装といわれているように、日本の伝統的な礼装です。

生地に使用する素材は絹などの高級素材であり、一枚でさっと着られるものでもありません。普段は着用しない袋帯や長襦袢を含め、帯や草履、和装用のバッグなどの準備が必要となるため、どうしても価格が高くなります。

費用を抑えたい場合、リーズナブルなものだと4万円からサービスを展開しているところもあります。一方、すべて新品のオーダーレンタルだと30万円前後になります。まだ誰も袖を通していない新品を選び、自分のサイズピッタリに仕立ててもらえるオーダーレンタルは、費用が高めではありますが人気です。

振袖レンタルの費用に差が生じる理由

振袖には、リーズナブルなものもあれば、高級品もあります。レンタル相場の違いは、主に振袖の価格が異なることが理由です。どういう理由で価格に差が生じるか知ることで、振袖選びがしやすいでしょう。理由は主に4つあります。

生地の素材の違い

振袖は、生地の質によって価格に大きな差が生じます。素材はポリエステルと100%絹糸の正絹のものがあります。

ポリエステルが素材の振袖はツルツルとした触感で着心地は軽く、価格はリーズナブルです。一方、正絹の振袖は価格が高めです。重めの生地ですがあたたかく、身体の線に合ったシルエットで着られます。

着物の加工技術の違い

着物にはさまざまな柄があります。その柄を職人が一つずつ手描きしている手描き友禅と呼ばれるものは、時間も手間もかかるため高価です。友禅は産地によっても価格に違いがあります。

プリント印刷された柄の振袖もあります。こちらは大量生産できるので安価ですが、同じ柄を大量に印刷できるので、成人式でほかの誰かと被ってしまう可能性があります。

着物の加工技術でいえば、絞り染めも同様に職人の技術が必要なので価格は高めです。また、刺繍や金糸・金箔など金彩加工があしらわれたものも高価ですが、見た目は格段に華やかです。

ブランドや有名作家の作品かどうか

有名デザイナーや有名作家の作品であると、生地から上質なものが選ばれています。さらに、高度な技術と加工、細工がほどこされた着物なので、相応な価格がつきます。有名デザイナーの作品はデザイン性が高く、大変人気があることからも価格が上がります。

サービス、特典内容の違い

レンタルサービスのお店によって価格が変わります。ネットショップは実店舗を持たないことでコストを抑えられている分、レンタル費用もリーズナブルです。

レンタル費用はセットによっては前撮り(ヘアメイク+着付け)と成人式当日のサービス(ヘアメイク+着付け)が含まれています。前撮りの内容はお店ごとに変わるので、じっくり検討するとよいでしょう。

振袖レンタルのみであれば、ネットショップで手配すると手ごろな価格ですが、その分、自分で着付けサービスを探す手間もかかってしまいます。

成人式で着用する振袖をレンタルするメリット

振袖レンタルの最大のメリットは、自分の気に入った着物をリーズナブルに利用できることです。その時代ごとに振袖デザインの流行があります。成人式のタイミングでトレンドの振袖を選べるのはうれしいものです。

購入するとなるとデザインは無難なものを選択しがちで、費用は40~50万円、高いものだと100万円以上かかってしまいます。今後の生活で着物を着る機会がないのであれば、成人式だけのためにかける費用としては高額です。振袖は着たいけれど、できるだけ予算を抑えたいという方には、振袖レンタルはおすすめです。

着物を着る機会がない方にとっては、振袖を着るのに必要な小物類がすべてセットになっていることも大きなメリットです。小物を別途そろえるとなると、手間も費用もかかりますが、そういった心配がいりません。

もう1つのメリットは、着物を着た後の高いクリーニング費用や難しいメンテナンスの手間がかからないことです。購入した場合、その後の着物のお手入れはとても難しく、手間がかかります。着物をクリーニングに出すにも、和服専門のクリーニング店に出す必要があり、その料金も高めです。

さらに、クリーニングから戻ってきても、定期的に虫干しする必要があります。振袖レンタルの場合は、着終わったらたたんで返却するだけで済みます。

まとめ

一生に一度の成人式です。この大切な機会に振袖を着るなら、納得して気に入った着物を着たいものです。レンタル振袖には、デザイン選びや価格、メンテナンス不要の手軽さなどのメリットがあります。

その中で価格に差が生じているのは、振袖の材質や仕立てに違いがあるからです。高価なものには高価な理由があります。自分が優先したい条件をもとに選ぶことで、満足する振袖レンタルができるでしょう。

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